【子育て】オルタナティブ教育とは?世界7大教育法とは?(前編)ーモンテッソーリ教育、シュタイナー教育、レッジョ・エミリア教育等まとめ

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こんにちは。for Millennialsの編集者のサボテン@forMillennials1)です。

これまで、「【子育て】子育てにおける悩み・イライラと相談相手Top10」、「【子育て】子育てでついやりがちな間違いと改善策まとめ(前編)ー上手なほめ方と叱り方」、「【子育て】モンテッソーリ教育とはー強み・メリット、留意点、子どもたちのその後など(費用・親の声追記版)」など子育てに関するテーマについて見てきました。

モンテッソーリ教育に関する記事をお送りした際、モンテッソーリ教育にとても興味を持った!自分でも調べてみたい!という反響もいただきましたが、他方で、これ以外にも色々教育法があるはずなので、それももっと知りたい!という声もいただきました。

なので、今回は、モンテッソーリ教育を含む、「オルタナティブ教育」や「世界7大教育法」について、解説していきたいと思います。

  1. オルタナティブ教育・プログレッシブ教育とは?「世界7大教育法」とは?
  2. 「世界7大教育法」の概要

 

1. オルタナティブ教育・プログレッシブ教育とは?「世界7大教育法」とは?

 

オルタナティブ教育・プログレッシブ教育とは

オルタナティブ教育という言葉を聞いたことはありますか?これは、モンテッソーリ教育のような、伝統的教育に対するアンチテーゼとして生まれた新しい、オルタナティブな(代替的な)教育法のことで、欧米で生まれた概念です。「オルタナティブ」だと代替品のようなニュアンスにも取れるので、「プログレッシブ教育」(進歩的教育)と呼ばれる事もあります。

世界史で学んだ方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも近代教育というのは、約150年前の産業革命以降に、富国強兵や殖産興業のために、すなわち、軍隊や工場で効率的に働いてくれるような人材を輩出するために、多くの子どもたちに大量の知識・技能を一気に学ばせることを目的として生まれたものです。

言ってみれば、同じ型式とベルトコンベヤーを使って均質な「製品」を効率的に大量生産しているわけです。

このシステムは、均質な大量の人材創出という意味では非常に効率的であるため、現在まで生き続けてきたわけですが、現在、この大量生産型・ベルトコンベヤー式のレガシー教育は、大きな壁にぶつかっています。

 

VUCA時代の教育

レガシー教育は、基本的に、問いに対する正しい答えがある前提で、答えを素早く解くことに重きを置いてきたわけですが、ご承知のように、現在の世界は、不確実性に囲まれていて、日々状況が目まぐるしく変わります。いわゆる”VUCA”時代です。

  • V:Volatility(変動性)
  • U:Uncertainty(不確実性)
  • C:Complexity(複雑性)
  • A:Ambiguity(曖昧性)

これら現在の世界の特徴を言い表す単語の頭文字をとってVUCAと呼んでいます。

詳細は説明しませんが、今回の新型コロナウィルスであったり、米中関係を中心とした複雑で不確実性の高い国際関係であったり、まさに現在の世界は「VUCA時代」を迎えていると言えます。

教育に話を戻しますと、製造業中心の経済で、消費側・需要サイドの人口も成長し続ける時代であれば、均質な人材をベルトコンベヤー式に生み出すレガシー教育で問題はなかったわけです。

このような時代では、今よりも相対的に”VUCA”の水準が低かったため、ある意味で、ビジネスの場でも、与えられた問いに対してスピーディに答えを考えてアウトプット化する、ということで足りていました。

ですが、現在のようなVUCA時代には、自らの頭で主体的に考え、都度必要なことを学び・吸収し、適切な問いを立てアウトプットを出す、ということが求められます。

特に、AIの登場によって、どうしたらAIと差別化できるのか、今何を学ぶべきなのか、が誰にも明確に分からないような時代においては、このように、自ら仮説や問いを主体的に立て、必要なことを学び・吸収し、あるいは必要な要素とネットワークし、成果を出すことが必要です。

そして、そのように生き残っていける人材を育てるのが、子どもの自主性や自立性の発展を重視する「オルタナティブ教育」ないし「プログレッシブ教育」なのです。

 

オルタナティブ教育・プログレッシブ教育と世界7大教育法

 

こちらは、オルタナティブ教育・プログレッシブ教育のうち、主な教育法の7つを並べたものです。これらの教育法は、「世界7大教育法」と呼ばれることもあります。

モンテッソーリ教育とシュタイナー教育は割と有名なので、聞いたことがある方も多いかと思います。
また、最近では、レッジョ・エミリア教育も雑誌やニュースメディアなどで取り上げられる事も増えてきました。レッジョ・エミリア教育はGoogleや米ウォルトディズニー社が社内幼稚園で採用したことでも知られていますね。

世界7大教育法の概要は、この後見ていきたいと思います。

 

2. 「世界7大教育法」の概要

 

モンテッソーリ教育 ー 「おしごと」を通じて子ども自身で成長

モンテッソーリ教育とは、イタリア人の女性医師・教育家であるマリア・モンテッソーリ(1870-1952)が提唱した、子どもの心身の内発的成長力を重視した教育法です。彼女は、子どもの内発的成長のための環境整備を主張するとともに、指導プログラムと多くの教具を創案しました。

モンテッソーリ教育は、世界各国、特に欧米各国に影響を与えており、例えば以下のような有名人もモンテッソーリ教育を受けています。

  • ラリー・ペイジ(Google共同創業者)
  • セルゲイ・ブリン(Google共同創業者)
  • ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)
  • ジミー・ウェールズ(Wikipedia創業者)
  • オバマ前大統領
  • クリントン元大統領
  • ヒラリー・クリントン
  • テイラー・スイフト(歌手)
  • ビヨンセ(歌手)
  • ピーター・ドラッカー(『マネジメント』著者)
  • 藤井総太七段

モンテッソーリ教育は、子どもには自ら自分を育てる力、「自己教育力」が備わっていると考えます。その自己教育力によって、子どもはその時々、瞬間瞬間に(これを「敏感期」と呼びます。)自分を成長・発達させるために必要な課題に取り組みます。
この課題は、モンテッソーリ教育では「おしごと」と呼ばれます。子どもが敏感期に適した「おしごと」を見つけると集中現象が起きます。例えば、小さな子どもがティッシュを取り出すのに夢中になったりするのはその一例です。

モンテッソーリ教育では、3歳〜6歳の未就学児を対象とする場合、主に「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」という5つの教育を用意します。この5つの教育は、6歳までの「敏感期」において大きく発達が見られる以下の5つの要素に対応しています。

  • 「言語の敏感期」→「言語教育」
  • 「運動の敏感期」→「日常生活の練習」
  • 「感覚の敏感期」→「感覚教育」
  • 「数の敏感期」 →「算数教育」
  • 「文化の敏感期」→「文化教育」

一般的に、モンテッソーリ教育は、以下のような強みを持っていると言われています。

  • 個々の子どもの性質に見合った保育をするため、その子なりの才能・個性を伸ばせる
  • 好奇心や挑戦する意欲が育つ
  • 自主性と積極性が身につく
  • 自ら考える力、決断力、行動力が高まる
  • 集中力のある子どもになる
  • 情緒が安定する
  • 年齢を超えたクラス編成が通常のため、年齢や性別を問わず誰とでも仲良く遊べるようになる
  • リーダーシップが身につく
  • コミュニケーション能力が向上する

他方で、モンテッソーリ教育には以下のような留意点もあります。

  • 自由を重んじその子の才能・個性を伸ばすことに主眼を置くため、集団行動が苦手になる可能性もある
  • 園の指導者や先生の力量によってその効果も変わってくる

その他、実際にモンテッソーリの園に子供を通わせた方の声や、費用面については「【子育て】モンテッソーリ教育とはー強み・メリット、留意点、子どもたちのその後など(費用・親の声追記版)」をご覧ください。

 

シュタイナー教育 芸術と「自由への教育」

シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者であるルドルフ・シュタイナー(1861~1925)が創始者です。シュタイナーは哲学の文脈では、「科学的・神秘体験を通じて精神世界を研究する」という「人智学(アントロポゾフィー)」を確立したことで知られています。

彼は、自身の教育理念を実現しようとドイツで「自由ヴァルドルフ学校」を創立しました。シュタイナーは、学校は、一切の偏見から自己を解放することができる、自由な人聞を育てる場所でなければならない、と考えていました。そのため、シュタイナー教育では、教育そのものが芸術行為であるべきだと考えられています。芸術的なものに触れると人間の感情は高まり、感情とともに取り入れた知識は定着しやすいというのが理由だそうです。

シュタイナー教育には、「フォルメン」「オイリュトミー」という独自の教授法があります。「フォルメン」とは、直線や曲線、幾何学模様の描画を通し、集中力をつけさせたり指先を訓練させたりする方法で、「オイリュトミー」は、音楽に合わせて体を動かし、図形や感情を表現する科目です。

一貫教育を重視することもシュタイナー教育の特徴です。特に1~8年生のあいだは、「学齢期の始まりから思春期にさしかかる子どもたちの成長の全体を見通し、長期的なまなざしで育てる」ため、原則的に同じ教師が担任を務めます。これによって、担任は責任を持って教育を行うことになり、子どもとともに成長することも可能です。

日本では、例えば、俳優の斎藤工さんが幼稚園から小学6年生まで通っていた「シュタイナー学園」などが有名です。

レッジョ・エミリア教育 ー 「子どもは100の言葉を持っている」

レッジョ・エミリアというのは、北イタリアに存在する都市の名前です。第二次大戦直後の1945年に若き教育者であったローリス・マラグッツィがレッジョ・エミリアの市民とともに、新しい幼児教育の学校を設立したのが、レッジョ・エミリア教育の始まりでした。ちなみに、レッジョ・エミリア教育はレッジョ・アプローチとも呼ばれます。

レッジョ・エミリア教育は、対象を未就学児に限定していることと、アートの要素を取り入れている点が特徴です。具体的には、先生や「ペタゴジスタ」と呼ばれる教育の専門家に加えて、「アトリエリスタ」と呼ばれる大学で芸術学部を卒業した芸術の専門家がレッジョ・エミリア教育の幼児学校には必ずいます。

「プロジェッタツィオーネ」(子どもの興味関心から始まる探求活動)もレッジョ・エミリア教育にとって重要な概念です。
「プロジェッタツィオーネ」では、先生が子どもが興味関心を示した時のサインを見逃さずに、教師がしっかりキャッチし、それを引き出すことを行います。例えば、子どもがYouTubeでおもちゃを使った作品を撮ることに興味を示したらそれを先生がサポートする、といった具合です。

レッジョ・エミリア教育は、モンテッソーリのようにしっかりとカリキュラムが決まっているわけではありません。また、教育法がハウツーとして決まっているものでもありません。ですので、モンテッソーリ教育以上に先生の質に左右される教育と言えます。

また、レッジョ・エミリア教育は子どもの親が積極的に参加することにも特色があります。先生が作った「ドキュメンテーション」(日々の教育の状況を文章や写真、映像などで保存しておくこと)を先生同士や父母会の際に保護者の間で共有し、今後の教育の進め方を議論する、という事も行われるようです。

レッジョ・エミリア教育では、遊びから子どもの好奇心や主体性、想像力を引き出し、育てることによって、非認知能力は、忍耐力、社会性、感情コントロール、自尊心、自立心、協調性、共感などの人と関わる力といったテストで測れない力を身につけることができます。

レッジョ・エミリア教育は、米ウォルト・ディズニー社やGoogle社が社内幼稚園で採用していることでも注目を集めています。Google社の共同創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは二人ともモンテッソーリ教育を受けたことで知られていますが、それにも関わらずレッジョ・エミリア教育を社内幼稚園で採用したことは注目に値しますね。

日本では、東京都内にある「東京チルドレンズガーデン」などがレッジョ・エミリア教育の導入園としてあるようです。こちらは2歳〜6歳を対象としたインターナショナルスクールだそうです。具体的な教育内容や日々の子どもとの関わり方などは以下の書籍に載っていますのでご興味ある方はどうぞご覧ください。

世界7大教育法に学ぶ才能あふれる子の育て方 最高の教科書

 

ドルトンプラン教育 ー 「自由」と「協同」

ドルトンプラン教育は、教師でありモンテッソーリにも師事したヘレン・パーカースト(1887〜1973)が創始者です。彼女は、学校授業の効率化を目指しました。彼女がマサチューセッツ州の都市ドルトンの中等教育学校で学校授業の効率化を行ったことがドルトンプランの由来です。

ドルトンプラン教育の重要キーワードは、「自由」と「協同」です。「協同」については、他の生徒と協同してアサインメントを終わらせることも推奨されています。

また、ドルトンプラン教育では、以下が実践上の3つの柱になっています。

  • ハウス    :ホームルームのこと
  • アサインメント:どの課題をいつまでにやり遂げるかという生徒と教師の契約
  • ラボラトリー :強化専門の教室のこと

画一的な時間割によって学習する教科を決めてしまうのではなく、ドルトンプラン教育では、生徒が自分で自由に計画を立て、その計画通りにラボラトリーに行きアサインメントを終わらせる、ということになります。

確かに、生徒によって得意不得意の教科もあると思いますので、各教科の到達目標を各生徒があらかじめきめておき、それを計画通りに実行できるのであれば、時間割を廃止してしまっても問題なさそうですね。

画一的な時間割だと、得意科目について時間を持て余したり、退屈してしまったりすることも多いですが、時間割をなくして時間の使い方を生徒に委ねることによって、例えば苦手な数学の勉強を、得意な社会の時間を削ってすることができるというのは、非常に合理的ですね。

ちなみに、創始者パーカーストがニューヨークで設立した学校は、その後拡大し、現在では幼稚園から高校までの一貫教育を行う名門私立「ドルトン・スクール」として全米に超進学校として知られています。

なお、上記内容は小学生以上についての内容です。幼児向けの場合、ドルトンプラン教育は、「アサインメント」「ラボラトリー」の要素は限定的で、「ハウス」での遊びが主な活動となります。

 

イエナプラン教育 ー 子どもの主体性の尊重と他者との関わり

イエナプラン教育は、ペーター・ペーターゼン(1884〜1952)が創始しました。ドイツのイエナ大学の教授であった彼が、大学付属の実験校として始めたのが「イエナプラン」と呼ばれる教育の実践です。

イエナプラン教育には、独自の教材や教授法はありません。教育手法というより教育理念という位置付けです。子どもの主体性の尊重、異なる他者の受容、学校共同体といった核となる要素をいかに実現していくのかを、現場の状況に合わせて各教員が実践していくところにイエナプラン教育の特色があります。

イエナプラン教育は、モンテッソーリ教育などと同様に異学年学級です。

また、一斉指導ではなく、子どもたちが「グループリーダー」(=先生)と相談しながら各自制作する「タスク計画表」に従い個別学習が行われます。

ちなみに、現在、日本でイエナプラン教育を実践している学校としては、2019年に設立した私立大日向小学校(長野県佐久穂町)があるようです。

サドベリー教育 ー 子どもに対する一切の強制を排除した「民主主義の学校」

サドベリー教育は、ダニエル・グリーンバーグ(1934〜)が創始者です。元々はニューヨークのコロンビア大学で物理学や科学史を教えていたそうですが、理想の教育を実現するために、4歳から19歳の子どもたちを受け入れる、サドベリー・バレー・スクールをマサチューセッツ州で開きました。

サドベリー教育は、子どもたちに一切の強制をしない点が特色です。子どもが望めば一日中遊んでいても構いません。子どもたちが学びたいと思った時に、「協定」を結びクラスが成立し授業が行われるという形をとっています。

ですので、今も残るサドベリー・バレー・スクールには、カリキュラムも時間割もありませんし、学年やクラスという概念もないそうです。卒業の時期も、子どもが自分で決めるという徹底ぶりです。

これだけ自由だと、学力が下がってしまうのでは?と疑問を持つかと思います。
サドベリー・バレー・スクールは読み書きも教えませんが、それでも、字が読めないまま卒業した生徒は誰一人居ないそうです。それどころか、卒業生の多くは、一流大学に進学しており、また、国際的な学校認定機関であるニューイングランド学校・大学協会からも、高水準の教育を行う学校として認定されています。

また、面白いのは、サドベリー・バレー・スクールでは、学校の運営の全てに子どもたちが関わることです。例えば、学校のルール、予算管理、スタッフの採用・解雇など、あらゆる運営に子どもたちが関わるそうです。子どもも教員も一人一票を持っていて、最高意思決定機関である週次の全校集会で、ルールの制定等を行います。国会・議会のような立法機能を担うわけです。

また、サドベリー・バレー・スクールでは、普段の学校運営は、○○係や✖️✖️委員会といったものに委ねられており、行政のような位置づけを担います。さらに、紛争が起きた時に実態を調査し陪審制度による裁判も開かれると言いますから驚きです。司法の機能ですね。

このように、サドベリー・バレー・スクールは小さな民主主義社会を構築しており、そのため、でもグラティック・スクール(民主主義の学校)と呼ばれています。

 

ここまで話すとすごく壮大でとても日本では実現できなさそうな教育法のように思われますが、実際に東京でサドベリー教育を実践しているスクールもあるようです。具体的な事例を知りたい方は、以下の書籍で事例紹介されていますのでご覧になっていただければと思います。

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フレネ教育 ー バランス重視の教育

フレネ教育は、フレネ教育創始者のセレスタン・フレネ(1896〜1966)が、第一次大戦で負傷を負った後フランスの片田舎で小学校教育を試行錯誤する中で生み出しました。

フレネ教育では、座学の一斉授業を廃止し、生徒各々の学習計画表に従って個別学習を進めるスタイルをとっています。教科学習だけでなく、「自由作文」(何を書いても良いし、表現方法が文字でなくても良い)「手仕事」(手芸、工作、お絵かきなど)にも取り組みます。

フレネ教育の特徴は、「教育技術」という概念です。モンテッソーリ教育は、ある意味大きな教育体系のパッケージと言えますが、フレネは確立されすぎたメソッドであるとしてモンテッソーリ教育に批判的だったそうです。そのため、彼は教育メソッドやノウハウとして体系化することを嫌い、自らの教育法を「フレネ教育」という言葉で括られることも嫌ったそうです。

代わりにフレネが多用したのが、当時最新技術であった印刷機や、学校共同組合、計算や読み書きのカードといった教育技術です。

また、フレネ教育のもう一つの特徴と言えるのが、共同体意識です。個別学習に見られるような子どもの個別性を重視する一方で、彼は共同体意識も重んじました。

例えば、学校生活における様々なことを理性的に話し合う場としての「生徒集会」を導入しています。ここでは、生徒も、先生も対等に意見を主張する場とされています。

このように、個別性と共同体意識をバランスさせるようにする姿勢は、フレネ教育の特徴とされています。

なお、フレネ教育については、フランスでは公立学校の教員の10%程度がフレネ教育に準じた教育を行なっており、また、ドイツ、スペイン、ブラジルなど世界38カ国で導入されているようです。

日本での実践例は、以下の書籍に記載されていますので、ご関心ある方はどうぞ。

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今回の記事はここまでです。オルタナティブ教育のメリット・留意点などは後編でまとめられればと思います。それでは。