【子育て】モンテッソーリ教育とはー強み・メリット、留意点、子どもたちのその後など(費用・親の声追記版)

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こんにちは。for Millennialsの編集者のサボテン(@forMillennials1)です。

これまで、「【子育て】子育てにおける悩み・イライラと相談相手Top10」、
【子育て】子育てでついやりがちな間違いと改善策まとめ(前編)ー上手なほめ方と叱り方
について見てみました。

子どもの「自己効力感」(≠自己肯定感)に着目した記事は、
「【子育て】子育てでついやりがちな間違いと改善策まとめ(後編)」でお送りできればと思いますが、
その前に、前回の記事でもふれた「モンテッソーリ教育」について、
そもそもモンテッソーリ教育って何?というあたりを今回解説できればと思います。

  1. モンテッソーリ教育とは
  2. モンテッソーリ教育の内容
  3. モンテッソーリ教育の強み・メリット、留意点、子供たちのその後
  4. モンテッソーリ教育の費用感(※追加)
  5. まとめ:モンテッソーリ教育

 

1. モンテッソーリ教育とは

 

モンテッソーリ教育って知ってる?

for Millennialsが7歳未満の未就学児を持つ子育て夫婦200人にインターネットで実施したアンケート調査結果によると、「名前だけは聞いたことがある」又は「モンテッソーリ教育の内容も大まかに知っている」という人が68%と7割弱という結果でした。

最近は雑誌や報道等で日本でもモンテッソーリ教育について扱われる機会も増えてきたので、その結果の現れでしょうか。

なお、モンテッソーリ教育は、伝統的な教育に対するアンチテーゼとして生まれた、
オルタナティブ教育の代表格で、世界7大教育法の一つと位置付けられています。

出所:for Millennials実施アンケート調査結果(2020年7月4日)

 

生みの親であるマリア・モンテッソーリ

さて、モンテッソーリ教育とは、イタリア人の女性医師・教育家であるマリア・モンテッソーリ(1870-1952)が提唱した、子どもの心身の内発的成長力を重視した教育法です。

彼女は、子どもの内発的成長のための環境整備を主張するとともに、指導プログラムと多くの教具を創案しました。

 

モンテッソーリ教育を受けた著名人

彼女の生み出したモンテッソーリ教育は、世界各国、特に欧米各国に影響を与えており、例えば以下のような有名人もモンテッソーリ教育を受けています。

  • ラリー・ペイジ(Google共同創業者)
  • セルゲイ・ブリン(Google共同創業者)
  • ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
  • マーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)
  • ビル・ゲイツ(Microsoft創業者)
  • ジミー・ウェールズ(Wikipedia創業者)
  • オバマ前大統領
  • クリントン元大統領
  • ヒラリー・クリントン
  • テイラー・スイフト(歌手)
  • ビヨンセ(歌手)
  • ピーター・ドラッガー(『マネジメント』著者)
  • 藤井総太七段

 

錚々たるメンツですね。日本では藤井総太七段がモンテッソーリ教育を受けたという記事がちょっと前にいろんな雑誌などで取り上げられていたので、ご覧になった方もいるのではないでしょうか。

“Big5″や”GAFAM”と呼ばれるGoogle, Amazon, Facebook, Apple, Microsoftといった超巨大テック企業の創業者の面々のほとんど(Apple以外)がモンテッソーリ教育を受けていたというのは驚異的ですね。

未就学児の子を持つ親のモンテッソーリ教育への関心度

こちらはご参考ですが、先ほどの未就学児の子どもを持つ親に対し、モンテッソーリ教育への関心度を聞いてみました。

その結果、以下のように、「とても興味を持ったし自分でも調べてみたい」が37%、
「ある程度興味は持ったが、自分でわざわざ調べようとは思わない」が40%、
「あまり興味がない」「まったく興味がない」が合計24%という結果でした。

出所:for Millennials実施アンケート調査結果(2020年7月4日)

 

0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!

 

日本でモンテッソーリ教育を受けられる幼稚園・保育園

以下の通り、モンテッソーリ教育を受けられる幼稚園・保育園の一覧を整理していますので、ご参考にしてください。

なお、小学校については、日本では、モンテッソーリ教育の小学校は3校しかないようです。

2. モンテッソーリ教育の内容

子供の「自己教育力」と「敏感期」

モンテッソーリ教育は、子どもには自ら自分を育てる力、「自己教育力」が備わっていると考えます。

その自己教育力によって、子どもはその時々、瞬間瞬間に(これを「敏感期」と呼びます。)自分を成長・発達させるために必要な課題に取り組みます。

この課題は、モンテッソーリ教育では「おしごと」と呼ばれます。

子どもが敏感期に適した「おしごと」を見つけると集中現象が起きます。

例えば、小さな子どもがティッシュを取り出すのに夢中になったりするのはその一例です。

モンテッソーリ教育では、3歳〜6歳の未就学児を対象とする場合、主に「日常生活の練習」「感覚教育」「言語教育」「算数教育」「文化教育」という5つの教育を用意します。

この5つの教育は、6歳までの「敏感期」において大きく発達が見られる、以下の5つの要素に対応しています。

  • 「言語の敏感期」→「言語教育」
  • 「運動の敏感期」→「日常生活の練習」
  • 「感覚の敏感期」→「感覚教育」
  • 「数の敏感期」 →「算数教育」
  • 「文化の敏感期」→「文化教育」
乳幼児期から24歳まで続く「発達の四段階」

ちなみに、モンテッソーリ教育では、
大人になるまでの24年を以下のように6年ごとに分けて「発達の四段階」と呼んでいます。

注 :乳幼児期と思春期は変化が激しく親が注意すべき時期
出所:藤崎達宏「0~3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」

子供に「教える」のではなく「手本を見せる」

モンテッソーリ教育の特徴は、先生があるテーマについて一方的に子供に教えないことです。

前提として、子どもが敏感期に応じた「おしごと」を興味関心に応じて選べる環境を用意します。

そして、子どもが選んだ「おしごと」に取り組む中で、やり方が分からないなどして先生に助けを求めたときに初めて、先生はその「おしごと」のお手本を見せます(これを「提示」と呼びます。)。

家でモンテッソーリ教育の要素を取り入れたいという場合は、子どもがその時々の興味関心に応じて「おしごと」を選び、取り組める環境を用意いただいた上で、
必要以上に子どもの「おしごと」に関与しないというアプローチが必要になります。

子どもはとても繊細なので、押し売り的に大人が「正解」を示してしまったりすると、自信をなくしてしまったりすることもあります。

また、何より子どもが自ら創意工夫をして何かをやり遂げるという成功体験を奪ってしまうことにもなってしまいます。

ですので、子どもが「おしごと」に取り組んでいるときには、極力声をかけず、集中しているのを見守ってあげてくださいね。

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3. モンテッソーリ教育の強み・メリット、留意点、子どもたちのその後

 

モンテッソーリ教育の強み・メリット

一般的に、モンテッソーリ教育は、以下のような強みを持っていると言われています。

  • 個々の子どもの性質に見合った保育をするため、その子なりの才能・個性を伸ばせる
  • 好奇心や挑戦する意欲が育つ
  • 自主性と積極性が身につく
  • 自ら考える力、決断力、行動力が高まる
  • 集中力のある子どもになる
  • 情緒が安定する
  • 年齢を超えたクラス編成が通常のため、年齢や性別を問わず誰とでも仲良く遊べるようになる
  • リーダーシップが身につく
  • コミュニケーション能力が向上する

 

モンテッソーリ教育の留意点

他方で、モンテッソーリ教育には以下のような留意点もあります。

  • 自由を重んじその子の才能・個性を伸ばすことに主眼を置くため、集団行動をとる、といったことは苦手になる可能性もある(ケースバイケース)
  • 園の指導者や先生の力量によってその効果も変わってくる

留意点の1つ目は、個人的には時間軸によっても評価が異なる気はしますね。

例えば、3~4歳でモンテッソーリ教育の園に入った場合は、好きなことをひたすらする、という行動は多くなるかと思います。

ただ、前述のとおりモンテッソーリ教育では年齢問わない(といっても園なので一番上で6歳ですが)クラス構成にするため、年齢が上がってくるにつれて、年下の面倒を見るなどの社会性が培われる可能性もあるのではと思います。

また、実際にモンテッソーリの縁に通わせた方の声としても、
色んな年齢の子どもと関わるので協調性は問題なく育ったという方もいますし、
協調性が育たなかった場合も小学校教育で取り戻せた、という方もいるようですので、
それほど心配する必要もないかと思います。

実際に、協調性も問題なかったという体験談もありますので、合わせてご覧ください↓

2つ目の留意点については、園を選ぶ際に、周りの人やインターネットの口コミや見学等を通じて見極める必要がありそうですね。

この点については、前述のfor Millennials実施のアンケート調査結果でも、
「モンテッソーリ教育の幼稚園・保育園のレビューがあると良い」という意見も多くいただきましたので、サービスメニューへの追加を段階的に実装していきたいと思います。

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モンテッソーリ教育を受けた子供達のその後ーサイエンス誌の調査結果

こちらはやや参考ですが、モンテッソーリ教育の効果について、
サイエンス誌が2006年に行った調査結果がありましたので、ご紹介します。

例えば、調査対象となった5歳児について、モンテッソーリの生徒は、モンテッソーリ以外の子どもたちよりも、小学校の読書と数学の能力にかなり優れていることが証明されたということです。

また、モンテッソーリ教育を受けている子​​どもたちは、社会的・行動的テストでより優れた能力を示し、正義・公平性についてより大きな感覚を持っているという結果がでました。

そして、遊び場では、モンテッソーリ教育を受けている子どもたちは、友達と前向きな遊びをする可能性がはるかに高く、乱暴な遊びをする可能性は低かったということです。

モンテッソーリ教育に関するバージニア大学の研究結果

また、バージニア大学の研究結果では、モンテッソーリ教育の幼稚園とそれ以外の幼稚園に通う子どもそれぞれ約70人の合計約140人の子どもたちに3年間に渡って継続的にテストを受けさせました。

最初のテストの時点では、2つのグループ間に違いはありませんでしたが、3年目の終わりまでに、モンテッソーリの子​​どもたちは、モンテッソーリ教育を受けていない子どもたちと比較して、学業成績と社会的認知の測定で大幅に改善し、成長の考え方を持つ可能性が高まったとのことです。

なお、この研究では、モンテッソーリ教育が所得格差を是正する効果を持つことも指し示しています。

この結果は、モンテッソーリ教育についてかなりポジティブな結果と言えそうですね。

4. モンテッソーリ教育の費用感や子どもを通わせた感想(※追加)

 

モンテッソーリ教育の幼稚園・保育園の費用感ですが、for Milleninalsがインターネットでモンテッソーリ教育の園に子どもを通わせたことのある親向けにアンケート調査結果したところでは、以下のような声が寄せられました。

30代前半女性

<ポジティブな声>
週5回子どもをモンテッソーリ教育の認可園に通わせています。月謝は2~3万円と普通の園と同じ水準です。
縦割で、歳の違うお友達と一緒なので、面倒を見てあげる、見てもらう、ということが出来るのはいいと思う。
また、「お仕事」を自分のペースで計画的に行うので、幼稚園のうちから、物事を計画的に進める習慣ができて良いと思う。

30代後半女性

<ポジティブな声>
週に5回子どもを認可の園に通わせていて、費用は月4~5万円です。
いろんな歳の子たちとすぐに仲良くなれるようになったのは通わせて良かった点。

40代後半男性

<ポジティブな声>
週5回子どもをモンテッソーリ教育の園に通わせています。認可外で月謝は4~5万円です。
通わせて、集中力がついたり、学力が上がったりしました。自分の場合は通わせて良くなかったと思う事はありません。

40代前半女性

<ポジティブな声>
週に5回子どもを認可園に通わせていて、費用は月2~3万円です。
子供の自分でやりたい気持ちを手助けする教育であると説明を受けました。そのため決まった遊びではなく、それぞれが好きな遊びをするなかで、好奇心、自主性が育ったように思います。難しいことにも挑戦しようとする意欲もつきました。
また、いろんな歳の子たちとすぐに仲良くなれるようになったのは良かった点です。異年齢クラスで徐々に子供同士助け合う姿も見られたくさん成長できました。

40代前半女性

<ポジティブ・ネガティブ両方>
週5回子どもをモンテッソーリ教育の認可園に通わせています。月謝は1~2万円です。
自主性・自立性がついたりしたのは良かった点。
ただ、集団生活で、先生の指示に合わせて動くことはあまり身につかない。
が、モンテッソーリ選ぶ親は、子どもが上記の点が苦手であることを承知しているので特に問題はないとは思う。

30代後半女性

<ポジティブ・ネガティブ両方>
週に5回子どもを認可外の園に通わせていて、費用は月5万円超です。
自分で考えて動く自主性・自立性がついたり、好奇心が向上したのは良かった点です。
他方で、黙々と集中してするカリキュラムが多く、お友達との協調性については疑問に思いました。

40代前半女性

<ポジティブ・ネガティブ両方>
月に2回子どもをモンテッソーリ教育の認可園に通わせています。月謝は2~3万円です。
通わせて、自分で考えて動く自主性・自立性がついたり、集中力がついたり、好奇心が向上したりしました。
ただ、自立心がない子供には、少しついていけないかもしれません。

30代後半男性

<ポジティブ・ネガティブ両方>
週に1回子どもを認可園に通わせていて、費用は月1~2万円です。
集中力がついたのは良かった点ですが、子供の性格とモンテッソーリ教育の幼稚園・保育園の方針とが合わなくて、親としては、困っています。

 

ということで、費用については、週5通わせて月1~5万円の間とまちまちのようです。ここは、認可園なのかそうでないかも影響しているようです。

また、上のモンテッソーリ教育のメリットや留意点で指摘していた傾向は、実際の声を見てもありそうですね。

例えば、自主性、集中力、学力などが向上する半面、先生の指示を守ることや協調性に問題があるのではと考える親もいるようです(他方で、協調性には問題がなく、誰とでも仲良くなれるようになったと回答されている方もいるので、一概には言えなそうです。)

冒頭の未就学児の親へのアンケート調査結果の中で、モンテッソーリ教育の園に通わせたとして、小学校以降のガチガチの集団生活の中で子どもがうまくやっていけないのではという声が多く聞かれました。

この点については、実際に子どもをモンテッソーリ教育の園に通わせたことのある方々にインタビューや体験談を伺うことによって、どうクリアしていったのかを深堀っていければと思います。

※実際に子供をモンテッソーリ教育の園に通わせたことのある方へのアンケート結果はこちらをどうぞ。

 

           モンテッソーリ教育の要素も取り入れた知育玩具です。

感覚的に楽しみながらインタラクティブに基礎から数字も学べる知育教材(マルボテイック)

5. まとめ:モンテッソーリ教育

 

ここまで、モンテッソーリ教育の概要やメリット・強みや留意点などを見ていました。

まとめると概ね以下の内容でしょうか。

  • モンテッソーリ教育はイタリアで生まれた子どもの個性や自主性を重んじる教育法。専用のプログラム、教具を持つ。異なる年齢の子どもと同じクラスになるのも特徴
  • モンテッソーリ教育のメリットとしては、その子なりの才能を生かせる、挑戦意欲や集中力、自主性・自立性を育むことができる点など
  • 他方、留意点として、日本にはモンテッソーリ教育を導入している園は数多くあるが、そのレベルはまちまちであることもあるため、事前の情報収集が必須
  • 費用は月1~5万円程度と幅がある。認可園かそうでないかにもよって差がある状況。

今回の記事は以上です。次回はまた子育てシリーズの記事を配信予定です。

また、他のオルタナティブ教育や世界7大教育法にご関心のある方は、こちらの記事もどうぞ。

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