【DINKS】不妊治療を経て二人で生きていくことを決めた夫婦の体験談

今回の記事は、DINKS(Double Income No Kids=子供のいない共働き夫婦)の体験談です。
40歳前後という年齢での不妊治療開始から、流産を経て、子供を持たず、二人で生きていくことを決意するまでの体験談です。
皆が子供を授かる訳ではありませんので、そういった選択肢もあるのだということで、悩まれている方の一つの道しるべになるかと思います。
私は現在42歳で、夫は37歳です。
結婚して3年になる夫婦です。
どちらも2度目の結婚で、結婚当時、すでに私は40歳目前でした。
結婚する前から主人は絶対に子供が欲しいと話していました。
その理由は夫自身が一人っ子である故に、昔ながらの「名を残す」という理由でした。
絶対に欲しいという彼の気持ちに答えたかった私は「子どもが欲しいなら早く結婚を!」となり結婚となりました。
いざ結婚するも、当時40歳目前ということで、とにかく高齢で焦る自分の気持ちと日々戦っていました。
欲しいからといってすぐに子供が出来るわけでもなく、不安は募るばかりでした。
やはり男性には理解できない気持ちなので、焦りや不安に苛まれる私と、子供が欲しいというだけのお気楽な夫との仲も、心なしか微妙なものになっていました。
毎月毎月、期待、不安、そして落胆を繰り返し。
夫婦で不妊治療をするかしないかの話し合いもしましたが、金銭的な面や、自然を好む夫は、不妊治療に積極的ではありませんでした。
そうこうしているうちに、自然妊娠をし、とても喜びました!
心拍が確認できたら安心とお医者様に言われ、心拍が確認できた翌日、多量の出血と共に流産。
初めての経験にかなり落ち込んでしまいました。
お医者様に、ついでに色々検査をしようと言われ、いくつか検査をしました。
ただでさえ落ち込んでいて不安定な状態の中での検査は、かなり堪えるものがあり、しんどかったです。
その姿を見た夫は、不妊治療はたくさんの検査でしんどくて私が耐えられないであろう、、、という判断し、一番大切なのは私であること、私が不安定になれば、夫婦仲もよくなくなることを懸念し、子供は絶対に欲しいって訳じゃないから子供は絶対じゃない、2人でもすごく楽しいのだから、2人だけの人生を考えてみないかと伝えてきてくれました。
絶対に子供が欲しいという言葉に縛られていた私の心の重荷がおりたのを、とても覚えています。
子供が欲しいときは、子供がいることのメリット、子供がいないデメリットにばかり目がいっていました。
ですが、子供を持たないと決めた途端、2人でいること、DINKSのメリット、子供がいるデメリットを考えるようになり、そうやって子供が欲しかった気持ちの整理をつけていったような気がします。
今では2人の時間が本当に楽しく過ごしています。
円満の秘訣は2人の時間が多いからこそ、2人で楽しむことをたくさんやる。行きたいこと、やりたいことを常に話ながら実行していったりしています!
今は文鳥を飼い、自分達の子供のように溺愛し、文鳥を通して更に仲が良くなれた気がします。今は2人の夢であった犬を飼うことを目標にしています。
また子供に手がかからない分、お互いの両親が高齢なので、週末はそれぞれの両親との時間を過ごしたり、存分に親孝行をしています。
今、子供が欲しいのにできなくて苦しんでいる方や、子供を持たない人生を考えている方は、子供を持つことのメリット、子供を持たないことのデメリットにばかり目が行ってしまうと思います。
ですが、逆の考え方をすると、少し楽になったり楽しい気持ちも芽生えると思います!
お金が教育費にかからない分、なにに使おうか考えるのも悪くないです!
また、しばらくは妊婦さんを見かけたり、子どもを見るとしんどい気持ちにもなると思います。
少し時間はかかると思いますが、可愛いけど大変だろうな、偉いな、とか、ただただ可愛いとだけ思えるようになります。
私なんて、今や可愛いだけで済んで、子育てで大変な部分は見なくて良いので、いいとこ取りだなとさえ感じます。笑
焦らず、のんびり、今の自分、自分の感情と向き合ってください!
人それぞれの人生。
隣の芝生が青く見えているだけだったりします。
人は人、自分は自分。
そう思える日が来たら、パートナーと、本当に楽で楽しい人生に変わります!応援しています!