【子育て】海外のモンテッソーリ教育の幼稚園での子育て体験談ー理念・手法・教具など

こんにちは!for Millennialsの編集者のサボテン(@forMillennials1)です。
今回の子育て記事は、子供を海外のモンテッソーリ教育の幼稚園に通わせたお母さんの体験談です。
海外ではメジャーなモンテッソーリ教育ですが、
”pure Montessori”な幼稚園の教育理念・手法・教具などをご紹介します。
今回の記事では、私の子供達が通っていたモンテッソーリの幼稚園について、
また、そこでの子供達の様子を少し紹介したいと思います。
我が家がまだガーナ共和国に住んでいた時に出会ったこの園は、
園長先生方(2人いらっしゃいました)がモンテッソーリの生みの親である、マリア モンテッソーリの教えを忠実に守る、かなり厳格なモンテッソーリの幼稚園でした。
先生方曰く“pure Montessori” な園でした。
というのも、モンテッソーリ教育がもてはやされるようになり、”モンテッソーリ“を謳っていても、
その実モンテッソーリの理念とはかけ離れた教育をしている園も沢山あるという事でした。
なので、異国の地ではありましたが、
純粋なモンテッソーリの幼稚園に出会えた事は我が家にとって幸運でした。
入園時にオリエンテーションがあり、マリア モンテッソーリの話に始まり、
モンテッソーリ教育についてかなり詳しく説明をして頂きました。
そこで私が学んだことは、ざっくりと言うと、
子供にはそれぞれの月齢に合わせて“敏感期”というものがあり、
その“敏感期”に子供が必要とする知識や運動能力を獲得するための手助けを
大人がしてあげる事が大切で、主体は常に子供にあるという事でした。
モンテッソーリ教育では、敏感期に応じた能力を獲得する為に、
“教具”と呼ばれる道具を使用するという事になります。
ただし、“教具”がなくてもコンセプトがしっかりとしていれば、何でも代用は可能であるという事でした。
モンテッソーリについて全く知らなかった私達夫婦は感銘を受け、
上の子が3歳半~6歳3か月まで、下の子が1歳半~4歳3か月までその園にお世話になることになりました。
さて、では子供達の園での様子はどんなだったかを書いていきます。
入園当初は英語が全く分からなかった我が子達でしたが、
モンテッソーリの“教具”を使った遊びではほとんど先生が話すこともなく、
子供の前でゆっくりとした動きでお手本をみせます。
子供は、先生の手本を真似る事で“教具”の使い方を覚え、
更には自分で“教具”の新しい遊び方を発見する程でした。
先生は、子供が教具の使い方を覚えたり新しい遊び方を発見する過程を、温かく見守るという感じでした。
このようなモンテッソーリ教育のアプローチは、家庭でも応用できる気がします。
そのモンテッソーリの園では、外遊びも積極的に取り入れており、
その中で様々な感性の発達や筋肉の発達が促されているようでした。
周りの子供達も、自分達が興味のある事に何の邪魔が入る事もなく没頭できているようでした。
不思議なことに、教具や遊具の取り合いという風景をあまり見た事がありませんでした。
それぞれの子供が満足のいくまで遊び、さっと次の子に渡しているという印象でした。
待っている子も、先生同様、そっと見守っているか、
他に興味の向く物が見つかれば、そちらに行くという感じでした。
年に何度かイベント(発表会や運動会、インターナショナルデイ等)がありました。
もちろんグループで発表というものもあったのですが、子供達は参加を強要される事なく、
当たり前にそれぞれの意思を尊重されていました。
モンテッソーリ教育の幼稚園に通う子供は協調性がないと捉えられがちですが、
子供たちがお互いの意思を認めあう事で、不思議と一体感があったように思いました。
モンテッソーリの園に通った事で、我が家の子供達は、
好奇心旺盛で探求心の強い子になったように思います。
私の場合は海外のモンテッソーリ教育の幼稚園でしたが、
国内にも沢山良い園はあるかと思いますので、
モンテッソーリの園や学校を選ぶ時には、今回ご紹介したような、
”pure Montessori” かどうかを吟味する事をお勧めします。
今回の海外のモンテッソーリ教育の幼稚園に関する子育て体験談記事は以上になります。
今後も、子育てに関する記事や体験談を提供していきますので、
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